子供でもできるプログラミングとして、「初めてのLPCマイコン、Lチカプログラミング」の第2回です。
今回は、プログラミング前にサンプルコードと言うお手本のプログラムがあるので、これを動かしてみたいと思います。その後、いよいよプログラミングをして行きます。
お手本のプログラムでも、LEDを光らせるプログラムを組んでいます。
実を言うと、このお手本のプログラミングを使えば、何もプログラミングしなくても、LEDを光らせることができるので、正しい手順でお手本のプログラムコードをボードに書き込めば、プログラミングなしで動かすことが出来ちゃいます。
次回は、LEDの光らせ方を色々変えてみて遊んで見ようと思います。
まずは、お手本のプログラムのインポートからやってきます。
サンプルコードのインポート
LPC802のSDKをMCUXpresso IDEにインストールしておくことが前提となるので、未だの方はこちらを参考にしてSDKのダウンロードとインストールをしてください。
参考:初めてのLPCマイコン、Lチカプログラミング〜第1回〜
まずは、サンプルコード(お手本のプログラム)を取り入れます。サンプルコードとは、NXPが事前にプログラム例として用意したものです。
クイックスタートパネルと言うパネルが、MCUXpresso IDEの左下画面にあります。このパネルの”Import SDK example(s)”をクリックします。


どんどん行きます。

そうすると、インストールしているSDKに対応しているボードが現れます。今回は、LPCXpresso802を選択してNextをクリックします。


お手本のプログラム集が開くので、今回は図のように”led_blinky”を選択して、Nextをクリックします。
途中でネットワークの受信許可が出ますが、許可をクリックしてください。必要な情報にアクセスする必要があるので、許可をクリックしておく必要があります。
無事、サンプルコードをインポートできると、上の図のようにプロジェクトパネルにled_blinkyが取り込まれます。
サンプルコードのビルド
これでやっと、CPUが理解、実行できるプログラムになります。
では、早速このled_blinkyをビルドして行きましょう。

ビルドは、簡単です。Quickstart Panel内にあるトンカチマークをクリックすると、コンパイルとビルドを自動的に行ってくれます。

プログラムを実機上で動作させてみる
このビルドされたプログラムを、いよいよ実機に書き込んで、実機上で動作させて行きます。
LPCXpresso802ボードに、USB-microのケーブルを挿して、USB-A側のコネクタをPC側のUSBに接続します。
次に、Quickstart Panel内にある紫色の虫マーク(debug)をクリックすると、プログラムコードの書き込みが始まり、デバッグが始まります。


自動的に上記のような画面が出てきますが、気にせずOKを押して次に進みます。

これで、プログラムが正しくボードに書き込みが出来ました!
いよいよ、プログラムの実行!
今は、プログラムは止まっている状態なので、あとは、プログラムを実際に実行、走らせるだけです。

緑の再生ボタンをクリックして、実行です。
うまく、ボード上の緑のLEDが1秒おきに点滅すれば、プログラムが動作しています。
まとめ
LPCマイコン用SDKに付属のお手本となるプログラムが用意されています。やりたいことと同じLEDを点滅させるプログラムです。今回は、このお手本のプログラムを実機上で動かしてみました。
次回は、このプログラムをベースに、色々プログラムしてみて、遊んでみたいと思います。